初恋
「昨日は大丈夫だった?風邪引いてない?」
彼の優しい口調はとても惹かれた
「大丈夫です、すいません、わざわざ」
私は折り畳み傘を受け取った
「ビックリしたよ、あのまま走って行ったから」
「ですよね・・・」
「でも、助かった」
「それは良かったです」
「ありがとう」
「いえ、とんでもないです」
彼は笑顔で私を見た
またドキドキが止まらない
彼の笑顔に私は吸い込まれそうだった
「じゃ、コーヒーで」
「はい」
私はニヤけそうになりながらコーヒーを入れ、持って行った
「どうぞ」
「ありがと」