理想の彼氏
しかし、あの人はそれをなしで私たちの部屋まで来たのだ。
ふつうはおかしいと思うだろう。
そう考えながら下のロビーへ行き、管理人さんにあいさつをしたら、あの人がいた。
「おはよう、佳夜さん。」
笑顔であいさつをする。
・・・・・疑う。
「あなたさ、誰なの?」
「さっき自己紹介しませんでしたっけ。
椎名 陸ですよ。あなたの彼氏です。」
「彼氏?あぁ!!」
やっぱり『理想の彼氏』のやつだ!!
私が思い出したら、陸が口を開いた。