理想の彼氏
第七章
授業が終わって、私は帰りの支度をする。
そしたら、夏実が3人の友達を率いて私のところへ来た。
「佳夜、千佐から聞いた。
あの彼氏、出会い系サイトで出会った人なの?」
あの人たち、口軽いもんね。
夏実に嘘をつきたくない。
基本的に嘘をつのはは嫌いだ。
嘘をつく人は大っきらいだ。
夏実には本当の事を言おう。
「出会い系・・・みたいなものかな?」
「出会い系サイトであんなイケメンができるの?」
夏実の後ろにいた子が言う。
「・・・うん。そうかな・・・。」
私もよくわからない。
だって、気付いたの今朝だもん。
なんて言われるのだろう。