理想の彼氏
私が部活に出てなくて、よくわからないところを夏実はていねいに
教えてくれた。
それで、私は部活が好きになった。
2年生になって夏実と同じクラスになれてうれしかった。
いまでもその時の事を思い出すと夏実に感謝したくなる。
「夏実、ありがとう。」
「え?なにが?」
ウワ!!目の前に夏実の顔がドUP!!
私、ひとりごと言ってたんだ。
「何がありがとうなの?」
「・・・いや、こちらの話だから大丈夫だよ・・・。」
夏実は満面の笑みで近づいてくる。
こ・・・こわいよ~。
「あ・・・あぁ!!どうしたの、夏実。」
そういえば、どうしてこっちに来たのかな~。
私は気持ちと表情を紛らわす。