理想の彼氏
第九章
授業が終わって、校門に向かうと
陸が待っててくれた。
「陸~ごめんね、待った?」
「ううん。待ってないよ。」
陸が笑顔で応えてくれる。
本当にかっこいいね。
「佳夜、この後何か用事ある?」
「え?ううん。何もないよ。」
「そっか。じゃあ、ちょっと来てほしいん
だけど…」
「うん!いいよ!!」
陸からの誘いがあるなんて!!
断ったら損です。
「本当?ありがとう。じゃあ行こう。」
「え?今から?」
ちょっと待って。
「うんそうだよ。」