背伸び恋愛日記
Chapter1
保育園のとき、
笑顔が素敵な保育士のお兄さんに恋をした。
小学校一年生のとき、
小学校六年生の足が速い先輩を好きになった。
中学一年生のとき、
時々試合でやってくる他校の先輩に惹かれた。
恋愛の経験はあるのに、
未だに男の人という生物と付き合ったことがない。
毎回好きになる人は遠くて、大人で、
背伸びをしなきゃ手が届かないような人。
背伸びをしても、手を伸ばしても、
結局もがいて終わってしまう。
高校生になったら、
あたしを選んでくれる素敵な人が現れますか…―?