背伸び恋愛日記



「リオが俺らにとって、
大切な存在なのはわかる。

…でも、俺はリオをそうゆう目で見たことはない。」


リオ。

藤堂リオ。


生徒会顧問のその名前。

年上で頼りがいのある姉さん。

一年前、身寄りがなく心細かった俺と新を、
生徒会に入れることによって癒してくれた人。

厳しく叱ってくれたこともあれば、
優しく抱きしめてくれたこともある。


…でもそうゆう目で見れなかったのは…。


「…リオには旦那がいるだろ。」


「わかってる。

でも最近うまくいってないらしい。

…今日、相談を受けたんだ。」


そうか、相談を受けて…

新は自分の気持ちに気づいちまったんだな。

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