背伸び恋愛日記
Chapter3
月曜日の生徒会。
空気が異様なことは、
一目瞭然だった。
いつもじゃれあってる新先輩と涼平先輩も無言。
藤堂先生は淡々と仕事をこなしてるだけ。
「…ひなちゃん。
資料片付けるの、手伝って。」
助け舟を出したのは涼平先輩。
いつもは明るい先輩も、
今日は少し暗い。
はい、と返事をして先輩の向かい側のソファに座った。
山積みの資料を、手作業でクラスごとに分けていく。
その間も、沈黙は続いたままだった。