背伸び恋愛日記
「ひなちゃんはお前のことが好きなんだよ!
入学した時からずっとな!!
…でも、すぐにお前がリオを好きだって気づいたんだ。
だから、容姿もリオに近づけるように努力していたし、
生徒会もやめようとしなかった。
…ひなちゃんはお前が自分の気持ちに気づいてないから
たぶん自分が頑張れば振り向いてくれるって思ったんだろうな。
それと同時にたぶん…―」
涼平は怒りを込めて、
雛音の気持ちを俺にぶつけてくる。
…雛音が俺をすき?
「ひなちゃんは、お前がリオのことで傷ついたとき、
支える覚悟もしていたんだと思う。」
…支える?俺を?
だから、俺のことを抱きしめたのか。
だから、自分を利用しろなんて言ったのか。
…だから、
俺のそばにいようとするのか。