背伸び恋愛日記
Chapter4
「…で、会長に利用されてんのわかって
彼女になったんだ?」
腑に落ちない様子の凛ちゃん。
無理もない。
自分だってこの状況に、
納得してるのかわからないのだから。
でも、会長さんを助けたいと思った。
自分にそれができるのなら、
したいと思った。
「そんなにアイツが好きなの?
たしかにモデルやってたりするし、
まあ会長やってるし、
顔はトーゼンCGかっていうくらい綺麗だけどさ。
辛い思いしてまで、
入れ込む理由がわかんない。」
うっ…。
グサリと刺さる凛ちゃんの言葉。
たしかにそういわれるとそうなのかも…。