意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)
耳元でそう囁かれ、
私は一瞬。
正気に戻った。
好き……?
え、?
あれ、振られてない…?
『どどどどういう…』
忘れてくれって…えっ?
『ぷっ…必死。そのまんまの意味』
うう、
笑われた…
ぢゃなくて違うくて
どうして忘れてくれって言ったのにって
聞かなきゃ。
『忘れてくれって…』
『お前最後まで聞かねーから。今度ははっきり言おうって決めてたのに、だから忘れろって言ったんだよ』
あ、あれ、
最後まで聞いてなかったっけ…?
そういえば
あの時…聞きたくなくて…怒鳴ったんだった…