意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)



『そんなことない。すごく嬉しい。私っ…水原に嫌われたと思って…辛かった。けど、今は分かってすごく幸せ。』



『そかっ……』


じっ---と見つめる私から
視線を逸らし顔を隠す。


あ……


照れたのかな。



『でも、私前は強気だったのに今こんなんで違いすぎて嫌じゃない?はっきり言わないし…』


これはずっと、思ってきたこと。


不安でずっと、悩んでたこと。


『そんなの、嫌じゃない。むしろ、可愛い。そんな顔見たくてからかってんだよ。』


『か、可愛いって』


『むしろ俺の本音聞いたら嫌がるかも』



水原の本音?



何?そう聞く私に少し答えづらそうに
険しい表情の水原だけど

引くなよ?


そういって言い始めてくれた。


『付き合う前はお前のそのいじめたあとの顔が可愛いからもっと見たいからやってた、だけど今は、お前がもっと俺でいっぱいになって、俺しか考えれなくなって、俺だけを見とけなんて独占欲もあった。』



そ、そんなの、とっくにそうなってるのに。


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