意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)
椎苗さん
さすがですね。
悩んでたこと
この際だから、一人で悩んでも解決の
糸口なんて出そうにないから
椎苗に全部言ってみた。
話を聞き終わった椎苗は
うーん、
と悩みながらも
『聖愛の気持ち分からなくもないかな』
そう言って笑う。
分からなくもないって
確か沢松君も椎苗も進学だったはず。
『ほら、私と沢松君ばらばらの大学じゃない?会える時間だって少なくなる訳だから変わっちゃったりするのかなぁなんてね』
少し
寂しい目をした椎苗。
椎苗も似たようなこと
思ってたんだなぁ
なんて思ったら少し、軽くなった気がした。