意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)




ダメだよなぁこのままじゃ。



別れるにしてもきちんと俺の思ってること


この気持ちは、伝えなければ。




別れたらもう会えなくなるかもしれないんだ。



学校だって終わる。


そしたらそれぞれの道ができて
考え無くなる日が来るかもしれない。


後悔しない為にも


きちんとけじめをつけるべきだ。




そう決心した俺は

風呂に入ってる聖愛を残し
隣の部屋の田丸と沢松のところに行った。





『なるほどねぇ』




事情を説明した俺に
田丸は、なんかおかしいと思ったのよ

そう言って納得していた。



『でも俺きちんと言っときたいんだよ気持ち。だからさ、明日夜のパレード別行動でいいか?』



『もちろんよ、でも貴方達が別れるってなるとなんだか寂しいわ』



そう言って少し寂しそうに笑う田丸。



こいつはいいやつだな。



俺もお前らが別れるってなると
寂しい気持ちになるよ。



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