意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)



『じゃ、そういうことでよろしくな』




そう言い戻ろうとした俺に




『水原!頑張れよ!』



そう言ってきた沢松。



こいつもいいやつだな。



おう

と返事をして部屋へと戻る



戻ると風呂から上がって髪を乾かしてる聖愛。



その姿に少しドキッとする。



今すぐにでも後ろから抱きしめたい。



なんてそう思ってしまう。


その衝動を止めてベッドへと腰掛ける。




『………お風呂入ってきたら?』




ドライヤーを止め
そう鏡を見たまま俺に言う。



『わかった』



そう頷いて風呂へと入る。

風呂の中でも考えるのは聖愛のこと。


どう言おうか。


なんて伝えればいいか。



聖愛はなんて答えを出すのだろうか。


そんなことを考えてた。



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