意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)



『……きて…起きて』




身体が揺さぶられる感覚で目覚めた俺は
目をこすりながら起き上がる



と、目の前には聖愛。



あれ、なんで聖愛?




あぁ、そういえば旅行に来てたんだった。




『椎苗も沢松君ももう待ってるよ?急いで』




まぢ?




『ごめん急ぐ』



急いで着替えて急いで用意する。


寝坊なんてダセェなぁ俺



財布をポケットにツッコミ
部屋を出る。




エレベーターに乗り込む俺
の前に立ってる聖愛。



そういえば服買うって言ってたよな。


カメラ買ってそれでその後あんなことあって


結局買ってないんだよな。



『あ、いたいた!早く行こー!』



エレベーターを降り
待っててくれた二人がこっちに手を降る。



聖愛はごめんねと謝る
俺も慌てて謝る。


そんな俺に田丸がコソッと



『頑張ってね今日。』

そう一言言って前を歩いてる沢松の腕に
飛びついて行った。



そうか、俺今日で決まるんだよなぁ。




最後の彼氏の立場だったりするかもしれない
思い出として残りやすいこの旅行で


こんな一大イベントがあるとはな。



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