意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)



『っハァ…』


変な声が私から漏れて
一気に正気に戻る。



は、恥ずかし……



『ぷっ、顔赤すぎ』


ようやく離してくれた水原は
私を見てそう笑い始める


こいつ。

あり得ない。


『なんでこんなこと、ばかぢゃない!』




聖愛 ペースに流されないのよ。


『お前さ、チビでアホだけだと思ってたけど、キスの時の顔




めちゃくちゃ可愛いのな。』



は……………




駄目だ。




敵わない。



こいつきっと、頭のネジ全部ないよ。
大丈夫なの?


『あれ、聖愛ちゃん。照れてる?』


『う、う、うるさい!』


『可愛いとこあんじゃん。』


『ふ、ふぇ…もー…しゃべるなー』


やだやだやだ。

なんでこいつの言葉に
反応しなきゃなんないわけ!?

胸がしめつけられて
痛いし、こいつもーやだ。


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