意地悪なあいつ(おまけ執筆完了)




肝試し当日。


あれから数日たった。


なんも話してくれないし
もちろん、キスもない。

なんでそんなに怒ったのかわからない。


『椎苗、一緒にまわろ』


『え、あぁ、ごめん。もう組んじゃった』


そうにやける椎苗は
クラスメイトの沢松君と腕を組んでる。


なるほど…
そういうことね。

まったく、惚れやすいんだから。


水原は、男の子と楽しげに話してる。


もしかして、一人とか?



こんなことなら
追試、合格しなきゃ良かった。

合格しなきゃ、今頃、再々追試。


はぁあ…。





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