天使の声を…
「はい……でも…魔王はまだ…世界を滅ぼそうとして……本当に…許せません……」


「…そうね…頑張って魔王を倒さないとね」










「ぅ…」


男は頭を押さえながら起き上がる。


「ここは……どこだ…?…そうだ…アリアが…」


男はベッドから下りると、よろめきながらも階段を下りる。





「みんな、お茶できたよ、飲んで」


リビングではミカがアイレン達にお茶を差し出す。


「ありがとな…」


「アイレン達、あれからどうなの?」


「…あれからいろんな情報を知ることができた…魔王や…そのほかのことも…」

「そっか…」




すると…


「すまんな…ここで寝かせてもらって…俺はもう出ていく」


あの男がミカに言う。


「ええ?もう…まだ休まれた方が」


「悪い…俺はもうすぐ行かなければならない所がある」


「…ウィダル…?」


「え?」


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