天使の声を…
「……まだ戦えるのか…」


「……………っ」


「かかってこい」


ウィダルは剣をアイレンに向ける。


するとアイレンはまた先程のようにウィダルに向かって走りだす。


「またか…」


しかし、アイレンはウィダルの手前まで行くと羽を出し、素早くウィダルの剣を取り上げ、高く飛ぶ。


「な…」


「油断したな…ウィダル」










すると手を叩く音が聞こえる。


「アイレンの勝ちね、ウィダル…」


「リナール…」


「約束だ、一緒に魔王を倒しに行こう、ウィダル」


「………分かった…ついてこい」


「ああ」


「リナール、お前も来るか?」


「私?でもアリアが…」


「祭司とかにでも任せとけばいい」


「……大丈夫かしら?」


「あの…アリアって誰ですか?」


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