天使の声を…
ユリナがリナールに聞く。

「え?…あ…アリアは…今魔王に狙われてる私達の大切なもの…なの」


「そうか、でも行こう…魔王を倒せば、そのアリアってのも狙われずに済むんだろ?」


「…ああ」



「ユリナ、魔界へと続くのは確かフューティスだよね、じゃあ今からでも行こう」


「ええ」












フューティスに着いたアイレン達




「アイレン、この陣のまん中に立って」


「あ、ああ」



アイレンはゆっくり陣の上に立つと突然陣全体が光り出す。


「うわ!」



すると自然と彼の背中から羽が現れ、アイレン達は皆姿を消す。








「いたた…」


気がつくと、ここは暗黒の世界。


「ここ…魔界なのか?」


「見てください、きっとあそこに魔王はいるでしょう」


ランが指さす先には暗い紫色の球体のようなものが…

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