天使の声を…
「あそこに魔王が…?にしても気持ち悪い球体だこと」


「あそこまで…行くのか?俺達…」


「……今…こんなことを…していても…始まりません…行きましょう」


ティラーナがみんなの前を歩き出す。


「おう」





アイレン達は歩き出すが、ウィダルはなかなか前に進み出ようとしない。


「ウィダル…どうかしたの?」


「いや、なんでもない…行くぞ」






「俺の邪魔をするのか…愚か者が…」


魔王は球体の中からアイレン達を見ていた。


「…さてと…俺も戦う時がきたか…」


魔王はゆっくりと立ち上がると近くに置いてある剣を持ち、歩き出す。









「ここを通ると…魔王のいる所に続くのか」


「そうみたい」



アイレン達の目の前には黒いひとりしか通れないような門がある。



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