天使の声を…
「ウィダル!なんで!」


涙を流しながらリナールは叫ぶ。


「俺の名はウィダルではない…ヒアトルだ…新しい魔王…」



「…………!!」


「お前達にはもう用はない、今ここから消え去るがよい!」




「うわ!」




突然壮大な力で飛ばされたと思ったら、急に意識がなくなり、目の前が真っ暗になった。












「うーん…」



「アイレン、目覚めた?」


「ここは?」



「フューティス…魔界からここに戻されたみたい」


「そうか……そうだ!リナールさんは…」



「ここにはいなかったよ、多分、教会に…いると思う」


「本当かエーゼル!ひとまずライスト教会に行ってみよう、リナールさんの様子を見に!」


「分かったわ」


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