天使の声を…



そんなことを思いながら、アイレンは眠りについた。










翌朝…



「うーん…」


アイレンが目覚めると、部屋の外で何か騒ぐ声が聞こえる。



「なんだ?」




「アイレン!!」


突然部屋のドアが勢いよく開く。


「……ユリナ?」


「アイレン…リナールさんが…リナールさんがいないの!」


「え?!」



アイレンは急いでベッドから下り、ユリナについて行く。



「私達が起きた時からどこにもいなくて……」


「アイレン!」


アイレン、ユリナ以外の仲間は皆祭壇の前にいた。


「リナールさん、いた?」


「いいえ…どこにも…」


「どこに行ったんだ?昨日のがショックで…まさか…じさ…」


「バカ!自殺なんてするわけないでしょ!リナールさんは」


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