天使の声を…

「…アリアさん…」


「え?」


ランの言葉にエーゼルは彼を見る。


「アリアさんを目覚めさせれば…リナールさん達を助けられるかもしれません」


「そっか、それがあったね!アイレン、行こうよ!」

ニコラが言うとアイレンは振り向く。


「そうだな、早くふたりを助け出さないと」


「じゃあ決まりだね!ラミスに行こう」










ラミスは石でできた建物のような感じだった…



石には古代文字のようなものが隙間なく書かれている。


「この中に…アリアが…?」

「開けてみましょう」


「おう」


アイレンは恐る恐る扉を開けた。



すると


「…?!」


「…これが…アリア?」



ラミスの中にはツタのようなものがたくさんあり、アリアはそれに包まれるような感じで眠っていた。


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