天使の声を…
「…そうですか…ではまず魔界へ行きましょう…お母様とユリナという方を助けるために…」
「ああ」
アイレン達はアリアと共にフューティスへと向かった。
「ねえ…エーゼル」
フューティスに着くと突然ニコラが言う。
「ん?なんだニコラ」
「なんか…世界が明るくなった気がしない?」
「え?」
確かによく見ると世界全体が少し明るくなったように見えた。
「…そうかもしれないな…一回魔王を倒したからかもしれないな」
「うん」
ミラトではミカが相変わらず元気で過ごしていた。
「んー!今日は天気がいいねぇ!」
するとその時
「ミカ!」
「ん?」
突然自分の名を呼ぶ声が聞こえ、声のする方を向く。