天使の声を…



「…そうですか…ではまず魔界へ行きましょう…お母様とユリナという方を助けるために…」


「ああ」






アイレン達はアリアと共にフューティスへと向かった。




「ねえ…エーゼル」


フューティスに着くと突然ニコラが言う。


「ん?なんだニコラ」


「なんか…世界が明るくなった気がしない?」


「え?」


確かによく見ると世界全体が少し明るくなったように見えた。


「…そうかもしれないな…一回魔王を倒したからかもしれないな」


「うん」







ミラトではミカが相変わらず元気で過ごしていた。


「んー!今日は天気がいいねぇ!」


するとその時


「ミカ!」


「ん?」


突然自分の名を呼ぶ声が聞こえ、声のする方を向く。

< 168 / 213 >

この作品をシェア

pagetop