天使の声を…
「…アステ?」


「やっぱミカだ」


ミカの目の前にはアステという、魔王によって殺されたとされていた幼なじみの姿が…



「うそ!どうして…」


ミカは嬉しさのあまり、彼の元へ走り出す。






「…行きましょう…」


「ああ」


アイレン達はあの時と同じように魔界へ行く。



魔界へ向かう時、アイレンは魔王を倒す時を思いだした。



―…ユリナ…そういや…魔王が倒されると同時に…―



アイレンの頭の中にユリナの姿が浮かんでくる。









魔界へ着いたアイレン達…



「ユリナ…待っててくれ」









ユリナとリナールはふたりそれぞれ違うガラスのような物に入れられていた。


「ウィダル!あなたは何をたくらんでるの?!」


ユリナはガラスの中から叫ぶ。


「前の魔王が破壊した世界は新たに復興されかけている…俺はそんな世界をゆっくり壊すのではなく、今度は一瞬で壊すつもりだ」


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