天使の声を…


するとユリナの入っていたガラスが割れ、ユリナは転がるように出てくる。


「ユリナ!!」


アイレンはユリナに駆け寄るが…


「………ここは?……あなたは…誰…ですか?」


「え…」


「記憶を…抜かれた?」


「うそ…」


「…ユリナさん…」


「そんな…こと……」



アイレン達は絶望に暮れる。


するとアリアがアイレンの前に出る。


「大丈夫…抜きとられたのは記憶の聖力だけ…聖術師としての聖力はまだあるから」


「アリア?」


「それより…魔王!あなたの目的はなんなのですか!世界を破壊したって何もないのですよ」


「…うるさい…俺の野望に邪魔をするな!!」


ヒアトルはアリアに向かって術を発動する。


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