天使の声を…
「あれをなくすには…どうすれば…?」


「中にいるはずのヒアトルを倒す…」


ユリナは俯く。


「でも今魔界に行っても…すぐ負けるぞ…」


エーゼルが黒い物体を見ながら言う。


「今日は回復した方がいいわ」


ユリナはアイレン達を見る。


「ああ」











「ここが…ユリナの家?」


「ええ」


ユリナの家はまわりの家と比べるととても大きい。


「ラミカおばあちゃん!」


ユリナがドアを開けると、ひとりの老婆が振り向く。



「ユリナ?…」


ラミカという老婆はユリナに近づく。


「ユリナ…まだ…生きてたんだね……あの方達は?」

ラミカはアイレン達を見る。


「旅の途中に出逢った仲間…おばあちゃん、今日…私達…ここで泊まっていい?」


「ユリナ…泊まるなんて…ここはあんたの家だろ」


ラミカはユリナを引き寄せる。


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