天使の声を…

ダーキャスはそう言うと一瞬にして消滅した。


｢ダーキャス！！｣


メギャンヌは消滅したダーキャスの所に行き、泣き崩れる。


｢お前は…死なないのか？｣

｢…もうすぐ死ぬわよ…ダーキャスが死んだら私も死ぬ…｣


｢…どうゆうこと？｣


｢…ダーキャスと私は元々人間で、恋人通しだったのよ、でも私は事故によって死んじゃって、そこでダーキャスは魔王にお願いしたの、私を生き返らせるように｣



｢どうして魔王？｣


｢神に頼んでもダメだったからじゃない？ダーキャスは自分を魔王の手下になる代わりに私を生き返らせた、私が好きだった木と一体化しちゃったけどね｣


｢…そんな過去が｣


｢ダーキャスが死んだから私は死ぬわ…もう体…透けてるし…もう私はこの世の者じゃないから、勝手に世界救えばいいじゃない…｣