天使の声を…
「メギャンヌ…」


「もう今後の世界のことなんて、私に関係ないし…じゃ、逝くわ…バイバイ」


メギャンヌはゆっくりと消えていった。



「アイレン…」


ユリナはアイレンを見る。


「アイレンさん、行きましょう…お母様が…何かされそうな気配がするわ」


アリアが前を歩く。


「あ、ああ」


アイレン達はひたすら広い魔界を歩いた。


「ウィダル…いや魔王…待ってろよ」












アイレン達がヒアトルの所にたどり着いた時、リナールが張りつけられたような体制で、宙に浮いていた。

「お母様!」


「ヒアトル!何をするつもりだ!」


「こいつの聖力を使って世界を破壊するのだ…」


「そんな…ダメ!」


ユリナが止めようとするが


「黙れ!…俺の知らない間に記憶を取り戻しやがって!!」


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