天使の声を…
「ははは!苦しめ!苦しめ!」


ヒアトルは悲鳴を上げるアリアを見て笑う。


「お父…さま」


「う…」


アリアの言葉にヒアトルは動きを止める。



それと同時にアリアのまわりの稲妻が消えた。



「ぅ…」


しかし、アリアはあの短時間だけで聖力を奪われたようだ。


かなり脱力してる。



「この野郎…よくもアリアを!」


アイレンはヒアトルの背後から攻撃する。


「ぐは!!なんてことだ…こうなれば…皆まとめて始末するしかなさそうだ…」


「?」


ヒアトルは剣を出し、アイレンに向かって攻撃する。

「うわ!」


「えい!」


その隙を見てニコラはヒアトルに攻撃する。


「う」


「アイレン!大丈夫か!」


「エーゼル、ニコラ」


「全く酷い奴だよ…勇者でも、自分の娘をこんなにして…最低だよ」


「そうだな」

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