天使の声を…
「おかしい…絶対おかしい!何者かがここをおかしくしたんだよきっと…」



「また…魔王かしら…?魔王位しかいないもの…こんなことするの…」



「なんなの?!魔王とか…本当にぶっ倒してやりたいわ…」



するとアイレンの頭に何かが通り過ぎたような感覚になる。


「……う」


「アイレン?どうしたの?」

「いや…なんでも……行こう、ここの水を止めないとな」


「…そうね」









「ここかぁ…この川に大きい穴があいたせいで水が流れないで洞窟の中に流れるわけだ」


その川の近くの出入口から出たニコラが言う。


「ここに巨大な岩でも置けばいいんじゃないか?」


「そうだね、そうするしかないよ、じゃあやりますか!」








「ふう…終わった」


穴を塞ぎ、川は元通りちゃんと流れてる。


「じゃあ洞窟に戻ろ、早くフューティスって所に行くんだろ?」




「ええ…」



すると…



「ウォォォォォン!!」


「なんだ?!」


そこには巨大な黒い牛のようなそんな魔物が土の中から出てくる。

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