天使の声を…
「げ…」


「ああ〜もういいわ!こいつらも処刑にしろ!」


「え〜!」


エーゼルは大きな声で叫ぶ。


「いい?アイレン…彼はダーキャス…人を捕まえては魔王のために人間の生命力を取り、魔王にその生命力を捧げるの」


ユリナは冷静にアイレンに言う。


「彼に誘われたらおしまいね、断っても殺されて、死んだ後に彼は残された生命力を取るのだから…」


「最悪じゃん…てか魔王と吊るんでんのかよ!」







「なんで町の奴等は何も言わねんだよ!どうせ俺と同じ気持ちなんだろ?!」


「アイレン…」


「うるさい!おい!お前達でこの女とこいつらを殺しとけ!」


ダーキャスはそう言うと広場を立ち去ろうとする。


「逃げるのか?偉そうぶっといて、逃げるのか?」


アイレンが言うと…


「そうだぞ!ダーキャス!お前はもうミラトに来るな!」


アイレン達の後ろから男の声が聞こえた。


それから次第にダーキャスに向かっての声がたくさん聞こえる。



「みんな…」


「アイレン!まずあの人を助けないと!」


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