天使の声を…
アイレン達はニコラに案内されながら次々と部屋を通過していく。






「お前…昼間に死ななかったのか?!なんてことを…」


ミカはダーキャスに首を強く掴まれる。


「痛!!何すんのよ!離してよ!」


「今俺がこの手で殺してやろうか…」


「…………っ」


「やめて!!この子は殺さないで!」


巨大なガラスの球体の中でユリナはダーキャスに訴える。


「……うるせぇ…この聖術師の女が…お前なんて魔王様の野望には不必要な存在だ…この中で聖力を徐々に失うがいい!」


「…………!!出して!私には使命があるのよ!」


「黙れ!」






すると扉の外からなんだか騒がしい音が…


「なんだ?…うるさいな…」



「ダ、ダーキャス様!捕らえたはずの奴等が……がは!!」


部下を倒し、部屋に入ってきたのはアイレン達。


「アイレン!」


「ユリナ…どうしてこんな所に…」


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