天使の声を…
「ええ…アイレン…あんたのおかげで町の人達みんながダーキャスを追い払ったんだもん…あいつなんて、何人もの人間で立ち向かえば…怖くないから」


「そうか…ならいいな」


「本当にありがとう…アイレン達はこれからまた旅を続けるの?」


「ああ…ダーキャスだってまだ倒してないし…魔王を倒さないとならないから…」


「…そうだね…絶対…魔王を倒してね…私応援してるから…」



「ありがとう、じゃあ行くね」







「あ!待って!!」


アイレン達がミカの家から出ていく時、ミカはエーゼルの手を引く。


「…ミカ?」


「…また…来てくれるよね…ミラトに…」


「……え?」


「これからの旅、気をつけてね!絶対…死んじゃったりしないでね」


「ばーか、縁起でもねぇこと言うな」


エーゼルはミカの頭を撫でる。


「エーゼル……私……」


「ん?」


「ううん!またミラトに来てね!待ってるから!」

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