天使の声を…
「さっき起きたの…てかみんな起きてるわよ」


「え?」


気がつくと、ニコラとエーゼルも起きていた。


「アイレン、ご飯できてるよ、冷めないうちに早く食べて」


ニコラが皿をアイレンに渡すと、辺りを見回し初めた。


「ニコラ?どうしたんだ?」

「…なんか…誰かに見られてるような気が…」


「な〜に言っちゃってんの!ここには隠れ見れる所なんてなぁんにもないし、気のせいだろ」


エーゼルに肩をぽんと叩かれ、ニコラは腕を組む。


「………だよね…なんか…そんな気がしたから…」


「おーい、食べたぞ、早く片付けて行こうぜ」


「ああ、うん」










「この平地をずっとまっすぐ歩くみたいね…でも気をつけてね、こうゆう何もない所は迷子になりやすいから…」


「分かった」

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