天使の声を…
名を残す騎士
「しっかし魔王の手下であんな女がいたとはなぁ…」

「そうだねぇ…正直あたしもビックリだわ」


「朝からこんな戦闘…つかれた…」


「でも、勝ったからいいんじゃない?…あそこに村があるから、ちょっと寄ってみない?」


「おお!本当だ!そうする」








村に入ったとほぼ同時に大きな教会があった。


「でけぇ…」


「…この村…つい最近作られた村みたいね…」


「ああ、ここはテラーって村だよ」



ニコラが歩きながら言う。


「あ、そうなの?ってかニコラ、どこ行くの?」


「教会、ウィダルの資料あるみたいだから」


「本当に?」



ユリナも表情を明るくし、ニコラと並んで歩く。


「この村…なんにもないからさ、俺達もニコラ達と一緒にいようぜ、アイレン」


「ああ…」


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