天使の声を…

｢ラン？また何かいるの？｣

｢…静かにして下さい…｣


しばらく静かにしていると、突然彼が近くまでやってきたジムロを素早く攻撃する。


｢…すげぇ｣


｢…見て下さい…あれが親玉です、奴を倒せば、これ以上ジムロは現れません｣


｢え…？｣


見るとそこには今まで見ていたジムロよりひとまわり大きいジムロがいた。


｢こいつか！よし、行くぞ！｣


｢待ってください｣


｢なんだよ｣


｢…やつと戦うなら…これを飲んで下さい…｣


ランが取りだしたのはさっきのビンの液体と似たようなもの


｢え？｣


｢あのジムロは今までのと違い、目が合うだけで石化してしまいます、だからこれを飲めば、あれと目が合っても石化しにくくなります｣


｢あら、それならこれを飲まなくてもできるわよ｣


ユリナは杖を出すと白い光の粒がアイレン達を包んだ。