薔薇
そう私たち2人だけ、2人だけ.....。
「青飴は幸せなんだねッ!でも青飴は今から不幸になるよ」
「どうしたの?おねえッ!?」
包丁を片手にもって青飴に見せた。
「ほら?ほら?見て?あなたは死ぬのよ?
灰くんは返してもらうッ!」
私は一歩一歩青飴に近づいた。
「どうしたのおねぇ?どうしたの?どうかしちゃったの?」
馬鹿みたいな青飴の面に思わず噴出しそうになった。
「なにッ?私の灰くんをとったのはアンタでしょ?なに言ってんのッ?」
怒りを抑えきれなくなり、何度も何でも青飴の腹にナイフをさした。
「ぁぁあああああッ」
その時の青飴の顔って言ったら...。
噴出すくらい、馬鹿らしかった........。
「あははははははははッ!」
血の付いた包丁を床に刺して。
床に座り込んだの、その時一瞬だけやらなきゃ良かったって思った。
でも後はぜんぜん思わなかった。
「おかえりー」
土曜日それから1日が立って母や父が帰ってきた。
ばれないだめに....私は父と母を殺した、
でもちっとも悪いと思わなかった。
なぜなんでしょうね?でも不思議と何かから開放された気がした。
そして今日、
青飴の不利をして灰くんに合いに行く用意をした。
でも私の服を着ていったことが、こうなったってこと?
公園で灰くんと合って、
『青未にも合いたいっ』
って行ったのは驚いた。
断ることもできず、私は灰くん...いや貴方を家に入れた。
「そうだったんだっ」
「話せばこれくらい....。」
私は灰くんと2人なのに、こんなに気が重い。
「私薔薇の花が好きなの....花言葉は「貴方にふさわしい」」
私の恋は一瞬で消えた。
赤い薔薇のように散って...。