コバルトブルーの恋
「あ、俺もう行くわ★じゃっっ」
森田君とBye-byeした。

一人に戻ったけど、もう泣かない。
森田君から元気を沢山貰ったから。


「みぁーーー」
あ、ねこちゃん。
ひょいっと私の膝の上に乗る、この子。

「可愛い」
私が撫でると嬉しそうに目を細める。
クリーム色の毛並みの揃ったねこちゃん。
誰かに飼われてたのかな?

「みゃー」

迷子なの?

「みゃー」

え!?
私、この子とお話してる?

どこから来たの?

「みぃーみぃーみゅー」
ひ、秘密??

「みょーう」
そう?

あー、なんか頭可笑しいのかな??
よし、教室戻ろっと。

「Bye-byeねこちゃん★」

「むーー」
おっ怒ってる?

「みゃー」
あら、
でもごめん。
また会いにくるから。
Bye-byeねこちゃん★

私は、静かに教室に戻った。
< 13 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop