コバルトブルーの恋
この後エリカちゃんに、メイクされたり、髪をセットされたり…お話の匂いのするハンドクリームを塗られたり…爪をみがかれたり。

「はい、完成★」

「ありがとうございます。」

ふぅー、と息を吐くエリカちゃん。
はぁーと肩を下げる私。

今日は、午後から会議があるから
午前中で学校は終わる。

先生の話が終わりそわそわしてしまう。
あと、1、2分で終わっちゃう…。


キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン

あ、終わった!

手に滲む汗…。
ガタガタと震える歯
だんだんと、熱くなる顔

「ね、馮、」
「何ですか?」
「自分の気持ちに素直になりなよ?」
「え?」
「じゃ、彼氏が待ってるんで、サイナラ~」

「エリカちゃん!」
あ、行っちゃった…。

エリカちゃんには、3週間程前からつき合ってる彼氏さんがいる。
プリクラを見せてもらった。
なんか、ちゃらい??

「憂君の方がカッコいい。」
あ、言っちゃった(汗)

「俺がどうしたの?」





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