コバルトブルーの恋
「うわっ、スッゴい行列ですね、憂君」
私は、お好み焼き屋さんを前にし言った。
「な、80分待ちだってよ」
えっ80分待ち…??
わーお_(_^_)_
「ね、あれ見て下さいっっ♪」
私が見つけたのは、
“本日、ラブラブデーによりカップル優先”
「どれ?」
わ、あの黄色い…。
もー、いいや。
私は憂君の耳に口を近づける。
『カップルのふりをしましょっっ★』
「え!」
「嫌で…す…か?」
「全然、じゃ手繋ご♪」
憂君の肌が私の肌に触れる。
そして、絡み合う指…。
どっくんどっくんどっくんどっくん…
う、全身が心臓みたいです。
「耳真っ赤…。」
耳元で囁かれ
激しさを増す、心臓…。
「あら、カップルね?
じゃ、はい店の中に入って入って」
2人でガッツポーズ。