コバルトブルーの恋
「クスクス」
小動物みたい。
「憂君、面白いですぅ。
あ、また噛んじゃいましたあはは、」
「可愛い。」
俺は、馮の頭をそっと撫でた。
真っ赤になっていく、
彼女の顔。
「も、何するんですかー」
なんか、幸せ。
はぁー。
小2の頃を思い出す。
なんで今思い出したんだろ?
馮の家族と俺の家族皆でキャンプに行った時の事。
「待ってー憂君。憂君。」
俺があっちの方に行ったらその後、お母さん鶏について行くひよこみたいに俺についてきて…。
何回も、憂君って呼んでて。
そのたびに、ドキドキしちゃって。
俺ももう、中2か。