好きになっちゃっていいですか?
お昼の時間になると愛奈ちゃんは機嫌良く教室を出てった。

なんだか私は心配で愛奈ちゃんの後ろ姿を眺めた。

その後のお弁当はこんなにまずかったことは無いというくらいまずかったけど、それは私の心情の現れなのかもしれない。

ナニカガオカシイ
ナニカガオカシイ
ナニカガオカシイ

…何が?




「周君と先生は違うもん!」

「そっか…」






サプライズは秘密だったんだ

「なんでもない!」

「…ふーん」



ナニカガオカシイ?

違う。
最初から全部気付いてた。

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