好きになっちゃっていいですか?
「でも僕とあなたは教師と生徒
そんな事がバレたらあなたも僕も大変だ」

それはそうだよね

「家内さん。
僕の事めっちゃ好きですか?」

「え?
何言って…」

「このままだとあなたと私は高校卒業するまで外でも会えないし、あなたは生徒の中の一人。僕は教師の中の一人になります。それまで待てますか?」

急な展開に私の脳は悲鳴をあげているけど、
この質問の答えは自然とでた。

「はい。」

先生は読み取りにくい表情をして

「じゃあ今日この教室をでたら、あなたと僕は生徒と教師。
それでいいですね?」

「はい…」

私は話すのも困難な程涙が流れてた。

嬉し涙ってこんな気持ちが良い物なんだな。
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