キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




「分かった。
まぁ、意外にも君のすぐ傍にいるけどね」

「え?」

そう言って二人の視線が、私に向けられた。

待って・・・何を言う気なの!?
嫌だ。何も言わないで!聞きたくもない。
もう一度、その人の口から
私の名前を呼ばないで!

そんな私の願いもすぐに打ち消された。

「ね?藍羅。」

そう不適に笑みを浮かべながら言う人。

「え、ま・・・まさか風咲が!?」
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