キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




そして資料を運ぶ男子たちと共に
教室へ向かおうとした時だった。

「その資料、俺が全部持っていくよ」

《ま…麻乃雲!?》

そう言う麻乃雲君はとーっても笑顔で・・・
さすが学園の王子様(笑)

「お前何しに来たんだよー」

「妃之羅様のエスコートだけは譲られないぜ?」

「俺達が持っていくから良いぞ」

「お前は女子のところにでも行っとけ(笑)」

なーんて、色々口出しされてるみたいで、
でも本人は・・・

「実行委員会の俺が、同じ実行委員会の人の
手伝いをしちゃいけないとでも?」

何て言うから、みんな黙っちゃった。
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