キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ




それを見た麻乃雲君は
不思議そうに私に問い掛けてきた。

「どうかした?」

「え?ううん。別に何もないよ?」

「そっか。はいこれ。」

出されたのは、アップルティー。

「わぁ~、美味しそう。
私アップルティー大好きなの!」

「うん、知ってる(笑) 」

「え?」

よく見れば麻乃雲君のはコーヒー。
もしかして、私の好みをしってて
わざわざアップルティーを出してくれたの?

「あ!」

「ん?どうかしたか?」

忘れてた。ここに来た本当の目的を。

「麻乃雲君。聞いてほしいことがあるの。」
< 117 / 207 >

この作品をシェア

pagetop