キミに捧げる温もりは愛と呼ぶ
そして、私が目を覚ましたのは
倒れてから約二週間後。
目を覚ました瞬間は、
すぐにお父様がやってきて、
即座にお説教されました。
「ねぇ、お父様?」
「何だ。」
少し低めの、お父様の
お怒りの声で返事をされたけど
どうしても聞きたい事があった。
「愁也は? 愁也どこなの?」
「この階の一番奥の病室だ。」
私は愁也に会いに行くため
ベッドからゆっくり起き上がった。
点滴がされていたが
看護師さんから目が覚めた為
外して良いと言われ、外された。